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ボホール島旅行記
2000年3月

フィリピン

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基礎情報

 フィリピンを訪れる旅行者にとって、ボホール島はセブ島やボラカイ島などと比べてマイナーなところだろう。でもダイバーにとっては、フィリピンでも有数のダイビング・スポットであるバリカサグ島への起点として、とてもメジャーな島だ。フィリピンは7,000を超す島々で構成され、いくつかの諸島に分けられる。ボホール島は、セブ島やネグロス島と同じくビサヤ諸島に属している。

 フィリピンの正式国名はフィリピン共和国、国旗には純潔を表す白、勇気を表す赤、高邁な政治目的を表す青、自由を表す太陽、主要な3島を表す星が描かれている。首都はルソン島のマニラ、人口約8,000万人、通貨単位はフィリピン・ペソ(PHP)。パスポートの残存期間は入国時3ヶ月+滞在日数以上で、21日以内の滞在はビザ不要。電圧は120/230/240V、周波数は50/60Hz。

≪出発≫

フィリピン航空

 フィリピン航空の午後便にて成田を発ち、セブ・マクタン国際空港には午後7時頃に到着。フライト時間は約5時間、空港の両替所で3万円をペソに両替(約1万ペソ)した。荷物を引いて空港の外に出ると、現地のツアースタッフが待機していた。迎えの車に乗り、夜の空港を後にする。ボホール島には翌日渡る予定なので、この日はマクタン島にあるセブ・ビーチ・クラブというホテルに宿泊した。

セブ・ビーチ・クラブ について詳しくはココを参照

スーパー・キャット

 翌日は朝7時にチェックアウトを済ませ、車でセブ港へ向かう。桟橋付近は朝から人でごった返していた。すでに乗船が開始されていたので、チケットを受け取り荷物を預けて急いで乗船、船は高速艇のスーパー・キャット。船内では食事をすることができ、スチュワードが注文を取りに廻ってくる。幾つか設置されているテレビモニターでは、香港アクション映画を上映していた。

※ ちなみに現地の人は「スーパー・キャット」ではなく「スーパー・カット」と発音している。「キャ」という発音は「カ」に置き換えられるようだ。

 セブ港を定刻8時に出発し、ボホール島のタグビララン港には9時半ごろ到着。所要時間は約90分と、思いのほか近い感じがした。船のタラップを下りると、ホテル名が記されたプラカードを持った現地スタッフに迎えられた。迎えのバンに乗り、ボホール島に隣接するパングラオ島にある滞在予定のホテルには、約20分で到着した。

スーパー・キャット について詳しくはココを参照

≪宿泊≫

ボホール・ビーチ・クラブ

 滞在したホテルは前日宿泊したセブ・ビーチ・クラブと同系列のボホール・ビーチ・クラブ、通称「BBC」。プライベート・ビーチ、プール、レストラン、ゲームルーム、テニスコートなどを完備している。日本人または日本語を話すスタッフはいないようだったが、ホテルスタッフはとても優しくて親切だ。日本人の宿泊客はわりと少ない。

 ルームタイプは、スタンダード、スーペリア、エグゼクティブ・スイート、ファミリー・スイートの4種類。利用した部屋はスタンダード・タイプ、長屋式のコテージ(ツインルーム)で、うるさいエアコン付き、テレビはなかった。バスルームはシャワーのみで少し海水混じり。この島では真水がとても貴重なのだ。シャンプーなどは日本から持っていった方がいい。コテージ前の椰子の林を抜けると、美しいホワイトサンドのビーチが広がる。海は遠浅でリーフエッジまでかなり距離があるので、スノーケリングにはあまり向かないかも。

ボホール・ビーチ・クラブ について詳しくはココを参照

ボホール・ビーチ・クラブ ボホール・ビーチ・クラブ
ボホール・ビーチ・クラブ スイミング・プール
ボホール・ビーチ・クラブ ボホール・ビーチ・クラブ
椰子の林 ビーチ
ボホール・ビーチ・クラブ ↑ホワイトサンドが目に眩しいビーチ。椰子の緑、空の青とのコントラストが鮮やか。写真の建物はダイブ・センター。

←遠浅の海は潮が引くとこんな状態になる。ボートは潮が満ちるまで出せない。限りなく座礁しているのに近い状態だ。
ビーチ  

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≪食事≫

BBCレストラン

 滞在中の食事は、全てリゾート内のレストランで取った。朝食は毎朝ほぼ同じメニュー。目玉焼き(スクランブルも注文可)、ハムまたはベーコン、サラダ、コーヒー、ジュース、パンなど。カラマンシーという柑橘類のジュースが美味しい。

 夕食はコースメニューだった。スープはトマト、クリーム、野菜など。メインディッシュは鳥、牛、魚、特に車海老はとても美味しかった。デザートはスイカやマンゴーなどのフルーツ。お酒はフィリピンの地ビール、サンミゲルで決まり、値段はとても安い。

 ダイビングに持って行くランチは、朝食の時にオーダーしておくシステム。ランチのメニューには載ってなかったけど、クラブサンドの注文も請けてくれた。ダイビングの合間にバリカサグ島のビーチで食べるランチは最高、デザートのマンゴーもとっても美味い。

≪ダイビング≫

タルシウス・マリン・スポーツ

 フィリピンの素晴らしい海を案内してくれたのは、リゾートに併設されているタルシウス・マリン・スポーツ。ガイドもボートクルーも全てフィリピン人で、日本語は少しだけ話す。タンクのセッティングもやってくれるので楽ちんだ。施設前のビーチからバンカー・ボートに乗り込み、ダイブ・ポイントへ向けていざ出発。

 初日はリゾート近辺のポイント(ボートで約5分)で潜った。最初のポイントは【アルク】、アーチやホールがあり、地形がおもしろいポイント。風邪のため耳の抜けがイマイチだったが、ガイドがやさしくリードしてくれた。リゾート前のポイント【BBCハウスリーフ】では、ハナヒゲウツボを見ることができた。砂地にはマクロ系生物がたくさんいる。

バリカサグ島

 2日目以降は、約40分かけてバリカサグ島へ行った。【ブラック・フォレスト】ではギンガメアジやハタタテダイの群れを見ることができた。【カテドラル】にはアーチやクレバス、オーバーハングがあり、地形派ダイバーにはたまらないポイント。単体だったがバラクーダも発見できた。【フィッシュ・サンクチュアリ】は浅瀬にサンゴが群生していて、ハナダイやスズメダイがたくさん乱舞していた。

 バリカサグ島はリーフエッジまでサンゴが密生していて、その先はドロップオフになっている。ダイビング・スタイルは流れに沿ってのドリフト・ダイビングだ。1ダイブは約60分と少々長め、浅瀬のサンゴにクマノミやスズメダイがたくさんいるので、スノーケリングも楽しめる。

 ダイビングが終わってボートに戻ってくると、どこからやって来たのか、デッキがお土産売り叔母さんの一団に占領されていた。ちょっとビックリしたが、ここでは日常の光景らしい。叔母さんが売っていたのは、貝殻、サンゴ、鮫の歯などを加工したアクセサリー類。オレ達も、一緒に潜ったドイツ人夫妻も、あまり興味を示さなかったので、叔母さん達は他のボートにサッサと移って行った。今から考えれば、後で買う所もあまりなかったので、買ってもよかったかな。値段は交渉次第で安くなるらしい。

【カメラ/写ルンです+潜ルンです】

バリカサグ島 バリカサグ島
バリカサグ島 バリカサグ島
ホソフエダイ バリカサグ島
ホソフエダイ バリカサグ島

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≪観光≫

 ボホール島滞在最終日(マクタン島に戻る日)はボホール島観光に出かけた。ツアーはホテルのフロントで申し込める。朝8時にフィリピン人のドライバー兼ガイドがホテルに迎えに来た。ツアーの参加者はオレ達2人だけ。

【ボホール観光/1日:1700ペソ】

ヒナグダナン・ケーブ

 ボホール島とパングラオ島の土台は石灰岩で、島内にはいたる所にケーブ(洞窟)がある。ヒナグダナン・ケーブはパングラオ島の北部にあり、とても狭い洞窟入口の階段を降りて行くと、内には青く澄みきった池がある。地元の子供達はよくこの池で泳ぐらしい。天井からはたくさんの石柱が垂れ下がっていた。洞窟の外には土産物屋のある。ちなみに「ヒナグダナン」は「梯子」という意味。

【入場料:10ペソ】

血盟記念碑

 1565年、フィリピン初代総督レガスピは、ボホールの島民と信頼関係を築き、それに応え首長シカツナは、お互いの腕を切り血をワインに入れて飲み干し、血の盟約を交わした。この記念像はその時の様子を再現したもの。なんとなく友好的なムードが漂う記念像だが、実際スペインは300年以上にわたってフィリピンを植民地支配していた。

ロボック・リバー・クルーズ

 両岸に椰子の木が密生するロボック川を、バンカー・ボートでクルーズした。川の上流には「トントナン・フォール」という小さな滝があり、さらに上流にはビサヤで一番古い水力発電所がある。乗船場にはタルシウス(愛称ターシャ)という小さいメガネ猿がたくさんいて、手や肩に乗せて写真を撮ることができる。とってもかわいい。ターシャは原始の霊長類で、森林破壊と密猟により絶滅の危機にさらされていたが、現在はタルシウス財団が設立され保護されている。

【クルーズ:900ペソ】

血の盟約 ロボック・リバー
血の盟約 ロボック・リバー・クルーズ
ターシャ ターシャは小さなメガネ猿、夜行性なので昼間はちょっと眠そうだ。以前は乱獲されて絶滅寸前まで追いこまれたが、今では保護団体が設立されて手厚く保護されている。よかったねターシャ。
ターシャ  

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チョコレート・ヒル

 ボホール島の中央部に向って山道を走ること約2時間、着いた所はチョコレート・ヒルと呼ばれるピラミッド型の丘が数百も連なる神秘的な土地。乾季になると、丘の緑がチョコレート色に変色するのでこう呼ばれている。大昔ここは海底で、石灰岩層が海水に侵食されてこの丘が形成されたらしい。大自然は本当に不思議な代物を造ったもんだ。

 丘の起源には伝説がある。その昔、アラゴという名の大男がいた。彼はアロヤという娘に恋をする。大男は娘を誘拐するが、娘は彼の愛を拒みつづけ死んでしまう。アラゴは悲しみに打ちひしがれ、流した涙が川に流れ込み土壌を侵食して多くの丘を形成した。こうして造られたのがチョコレート・ヒル、と云うこと。

バクラヨン教会

 1595年に建造されたフィリピン最古の教会。教会の中に博物館があって、フィリピン人ガイドが丁寧に案内してくれる。当時の燭台や装飾が施されたミサ服をはじめ、歴史的価値のありそうな多数の品々が展示されていた。大きな祭壇にはオリジナルの金箔が一部分残っていて、中央にはサント・ニーニョが飾られている。フィリピンのキリスト教は3つの神を信奉している。聖母マリアにイエス・キリスト、そしてこのサント・ニーニョだ。「ニーニョ」はスペイン語で幼い子どものことで、どうやらサント・ニーニョは幼いころのキリストをさすらしい。

 教会の建設には多くの村人が携わり、壁を白く塗るのに卵白(殻?)を使ったので、残った黄身をみんなが食べ、村中デブだらけになったそうだ。(ガイド談)

【入場料:10ペソ(ガイド付き)】

チョコレート・ヒル バクラヨン教会
チョコレート・ヒル バクラヨン教会

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≪ショッピング≫

ボホール・クオリティ(BQ)

 ボホール島の中心地、タグビララン・シティにある大きなショッピング・センター。日用雑貨、衣料品、食料品、化粧品、電化製品など何でも揃う。ここではフィリピンのお菓子や食料品などを買った。店内をブラブラしていると、突然お客も店員も石のようにピタリと動かなくなった。何事??と思いキョロキョロしていると、天井のスピーカーから宗教放送(ラジオ?)らしきものが聞こえてきた。暫くして「アーメン」の声と共に、全員また買い物を始めた。ガイドの話によると、フィリピン人の多くが敬虔なカトリック信者だそうだ。

セブ・マクタン国際空港

 空港内には民芸品や貝細工、Tシャツなどを扱う土産物屋が数軒あった。土産に、パレオ、絵葉書、キーホルダーなどを買った。帰りに新マニラ国際空港でも土産を買おうと思っていたが、土産物屋は見あたらなかった。あったのは小さな免税店らしきものがひとつだけ。

≪帰途≫

 ボホール島の観光を夕方ごろまでして、セブ島へ渡るためにガイドにタグビララン港まで送ってもらった。待合室にはマッサージ叔母さんがいて、乗船を待つ間、肩や首などをマッサージしてくれる。(料金不明)1時間ほど待った後、スーパー・キャットに乗船し、陽もすっかり暮れた頃、セブ港に到着した。夜の港は真っ暗でちょっと恐い。迎えのホテルスタッフを探し出し、初日に泊まったセブ・ビーチ・クラブへと向かった。来た時と同様、この日はそこで1泊。

 翌朝10時頃にチェックアウトを済ませ、送迎車でセブ・マクタン国際空港へ。土産などを買った後、「マニラ行き」の国内便にてマクタン島を発ち、新マニラ国際空港には約1時間で到着した。徒歩で国際線ターミナルへ移動し、空港税500ペソを払い、出国審査も無事に通過。小さな免税店で残っていたペソを使い切った。1時間ほどで搭乗時間となり、フィリピン航空の午後便にてマニラを発ち、成田空港には夜8時半頃に帰着。機内食の鳥飯風ご飯は結構いける

≪後記≫

 タルシウス・マリン・スポーツのシャイで優しくて毎朝部屋まで迎えに来てくれたガイドさん、大変お世話になりました。でも次回は名前ぐらい教えて下さいね。聞かないオレも悪いけど。ボホール・ビーチ・クラブは静かで快適、バリカサグ島にも近くてダイビングをするにはとてもいい環境だった。チョコレート・ヒルやターシャなど、ボホールにはダイビング以外でも結構おもしろいことがあったよ。

 o(*^▽^*)o みなさん、お世話になりました!