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沖縄 渡嘉敷島&那覇
2002年7月




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基礎情報

 那覇から西へおよそ40キロの辺りに点在する慶良間諸島は、大小合わせて約30島。主な島は渡嘉敷島、座間味島、阿嘉島、慶留間島の4つで、渡嘉敷島が1番本島に近い。慶良間諸島はダイバーの間では説明いらずのメジャースポット、まさにダイビングアイランド。渡嘉敷島の周囲は約28キロと慶良間諸島では1番大きく、人口は約700人、那覇からはフェリーでおよそ70分の距離。

渡嘉敷島の地図はココを参照


出発

日本航空

 実は以前にも渡嘉敷島へ行こうとして、運の悪い事に台風上陸で那覇に足止め、結局行かれずに夏休みが終了。今回の旅行はその時のリベンジと言ったところだが、出発前またしても台風にヤキモキすることになった。気象予報士の森田さん曰く『今年(2002年)はエルニーニョ現象の影響で、7月に発生した台風が日本列島に幾つも上陸した』との事。出発の2日前には旅行のキャンセルも考えたが、前日になって台風が大きくコースを変えた為、無事出発することができた。(ホントよかったよ)

 というわけで、日本航空の午後便にて羽田を発ち、約2時間半で那覇空港に到着、タクシーで市内のホテルに向い、この日は那覇で一泊。

フェリーけらま

 翌朝9時にホテルをチェックアウト、タクシーで泊港(愛称とまりん)へ向う。窓口で乗船チケットを受け取り、重たいダイビングギヤが詰まったコンテナを引きずり、なんとかフェリーに乗船。フェリーは定刻10時に出航し、約70分で渡嘉敷港に無事到着、待機していた送迎バスに乗り込みホテルに向った。ちなみにフェリーは波が高いとしばしば欠航(たぶん波高4メートル以上)するので、運行状況は確認した方がいいよ。

とまりん(フェリーけらま) について詳しくはココを参照

フェリーけらま 本島と渡嘉敷島を結ぶフェリーけらま。全長63メートル、総トン数499トン、旅客定員約600人、処要時間は約70分。海が荒れると欠航するので気を付けてね。
フェリーけらま

〜 渡嘉敷島 編 〜

宿泊

とかしくマリンビレッジ

 とかしくマリンビレッジは、渡嘉敷島で唯一ビーチサイドに建つホテル。ホテルと言うよりは近代的な民宿と言った感じ。レストランが1つ、カラオケバーが1つ、コインランドリーが完備されているので便利。プールはないけど、目の前はプライベート感覚のとかしくビーチ。

 パラソルのレンタルは1日1,000円、ビーチベッドは1,500円、マリンアクティビティは本島並に充実しているが、料金も本島並。宿泊客は夏休みと言う事もあり子供連れファミリーが多く、さぞかし出費が嵩むことでしょう。例えば、ドラゴンボート1,000円、シュノーケリングツアー4,000円、無人島ツアー6,000円などなど。

 客室数は新館・本館合わせて57室、客室タイプは洋室と和室の2タイプ。VIPルームなんてのもあるらしい。今回利用した部屋は洋室のツイン+1で、ユニット式バストイレ、エアコン、電話、テレビあり、冷蔵庫は無し。歯ブラシやシャンプーなど最低限のアメニティ類は揃っていた。ジュースやスナック類などチョットしたものは売店で購入できるし、ビールなどのアルコール類も置いてある。

とかしくマリンビレッジ について詳しくはココを参照

とかしくマリンビレッジ とかしくマリンビレッジ
とかしくマリンビレッジ 客室(洋室タイプ)
とかしくビーチ ↑客室数は57室で、客室タイプは洋室と和室の2タイプ、VIPルームもあるらしい。今回利用した部屋は洋室タイプのツイン+1、エアコン付きで夜は快眠、でも冷蔵庫が無いのがつらい。

←ホテル前に広がるとかしくビーチ。きれいで波も穏やか、子供が安心して遊べる。マリンスポーツも盛んで、滞在中に飽きる事はない。
とかしくビーチ

食事

レストラン・タートル

 ホテルの周りに歩いて行ける食事処はないし、個別の送迎サービスもない。レンタカーでも借りない限り、全ての食事は基本的にホテルのレストランで取る。朝食と夕食はビュッフェ・スタイル。朝はグルクンの揚げ物、ゴーヤのおしたし、ジーマミー豆腐などの沖縄料理も並んでいた。夕食もだいたい同じような感じだけど、週末など宿泊客数によっては、外でバーベキュー・バイキングになることもある。夕陽を眺めながら、沖縄の新鮮な魚貝のバーベキューをほおばり、オリオンの生ビールをグッと流し込む、最高だ〜。

 食事の時間が決められているので、時間になったらすぐレストランに直行しよう。遅れると料理が無くなっちゃうこともあるよ。ランチはタコライス、カレーライス、沖縄そばなど、幾つかのメニューから選ぶ。ジュース類はフリー、オリオン生ビールは1杯500円。

バーラウンジ・タートル

 上記のとおり酒を飲むには、ホテル内にあるこのバー以外にない。9時ごろに店に入ると地元の人らしきお客さんが2人、カウンターで飲んでいた。俺達もカウンターに座り、泡盛とシークァーサーで何かカクテルでも、と思いオーダーすると「シークァーサーが無いから出来ない」だって。仕方が無いのでソルティードックやカシスソーダなど、ありきたりのカクテルを数杯飲んで静かに店からフェードアウト。

 このあとホテルの売店でビールとスナックを買って、誰もいない夜のとかしくビーチで波の音をBGMに飲んだ。ビーチに面したホテルなら、こんな夜の過ごし方もいいね。

とかしくマリンビレッジ とかしくマリンビレッジ
レストラン・タートル サンセット

ダイビング

マリンサービス・とかしく

 渡嘉敷のきれいな海を案内してくれたのは、リゾートに併設されているマリンサービス・とかしく。ダイブスケジュールは1日5回のボートトリップで、通常は午前1回、午後1回の2ダイブが基本。リクエストがあれば3本目もOK!

灯台下

 初日は到着日ということもあり、午後から1ダイブ、ポイントは渡嘉敷島の最南端にある【灯台下】。ここはダイナミックな地形が楽しめるポイントで、ケーブの上から射し込む太陽の光がとっても幻想的。ケーブを抜けて目の前に広がるのは竜宮城のようなサンゴの壁、感動ものです。

牛の島

 2日目の午前のポイントは【とかしくビーチ前・漁礁】。真っ白な砂地に所々サンゴの根が点在していて、スズメダイ、ケラマハナダイ、スカシテンジクダイが群れている。渡嘉敷でトウアカクマノミが見られるのもここだけ。漁礁としてブロックが沈めてあり、ヨスジフエダイの群れが付いていた。このポイントは別名【海人】とも呼ばれてる。午後のポイントは座間味島の【牛の島】、島の形が牛に似ているのでそう呼ばれているとか。チャネル、タナ、オーバーハング、砂地と見所の多いポイント。アカホシカクレエビやリュウキュウハタンポが見られた。

アリガー

 3日目の午前は渡嘉敷島の北側のポイント【クリラハ】。色んな種類のスズメダイ、ハナゴイが群れている。セジロクマノミとイソギンチャクモエビの共生生活を覗いたりもできる。午後のポイントは渡嘉敷の人気ポイント【アリガー北】。水深10メートル前後の真っ白な砂地にサンゴの根が点在している。目を凝らすとガーデンイールたちがニョキニョキ顔を出していた。根の下にはキンメモドキの群れがウジャウジャ。

三本根

 この日の午後はもう1ダイブ、ポイントは【三本根】。エントリーして沖に行くと大きな根があり、イソバナが群棲していた。根のまわりにいるチョウチョウウオやオヤビッチャはダイバーに馴れているので近寄ってくるよ。根の下のキンメモドキの大群は圧巻。かわいいイソギンチャクガニにも会えた。

【カメラ/OLIMPUS CAMEDIA C-1 Zoom】

ダイビング・ボート クマノミ
ダイビング・ボート クマノミ
デバスズメダイ カクレクマノミ
デバスズメダイ カクレクマノミ
ダイブ・スタッフ ↑クマノミはイソギンチャクと共生関係にある。イソギンチャクの種類に応じて、そこに住むクマノミの種類も異なる。カクレクマノミは名前のとおり、イソギンチャクの中に隠れて暮らしているのだ。

←マリンサービス・とかしくのスタッフ、左がヒロミさん、右がカズさん。1グループにガイドが2人付くので、ビギナーやブランクダイバーでも安心してダイビングを楽しめる。
ダイブ・スタッフ

移動

マリンライナーとかしき

 最終日、朝9時にホテルをチェックアウト、重たいダイビング・コンテナは「ゆうパック」で送っちゃいました。ダイビングが終われば用無しだからね。と言うわけで身軽な装備でホテルの送迎バスに乗り込み、渡嘉敷港へ向った。定刻の10時にマリンライナーは渡嘉敷港を後にし、約30分で那覇の泊港に到着。マリンライナーはフェリーより速いけど結構揺れるので、酔いやすい人は酔い止め薬を飲んだ方がいいかも。泊港に到着後、さっそくタクシーをチャーターして、飛行機の時間まで那覇周辺の観光にいざ出発。


〜 那覇市 編 〜

観光

首里城

 沖縄観光では定番中の定番、やっぱ行っちゃいました。首里城は琉球王国歴代国王の居城として、王国の政治、行政、文化の中心として、また南海貿易の拠点として、450年の間その役割を担ってきた。太平洋戦争の沖縄戦でアメリカ軍の砲撃を受け、ほとんど壊滅されたが、1974年、県の首里城公園基本計画に基づき徐々に復元された。

 1995年、文化庁は首里城跡をはじめ今帰仁城跡(今帰仁村)、座喜味城跡(読谷村)、勝連城跡(勝連町)、中城城跡(中城村・北中城村)、園比屋武御嶽石門玉陵識名園(以上那覇市)、斎場御嶽(知念村)の9ヶ所を「琉球王国のグスクおよび関連遺産群」として世界遺産に推薦することを決め、ユネスコに推薦書を提出、2000年には正式に登録された。

 先ずは有名な守礼門をくぐり、歓会門、瑞泉門、漏刻門、広福門と通りぬけ下之御庭にでる。門にはそれぞれ名前の由来があり、例えば漏刻門は、門の中に設置した水時計で時を計った事に由来する。奉神門をくぐると東西40メートル、南北44メートルの御庭(ウナー)、正面が3階建ての正殿、右側手前が番所、右側奥が2階建ての南殿、左側が北殿という配置。

 番所は登城してきた役人の取次ぎなどを行った。南殿は日本風の儀式を行う場所として、また薩摩の役人の接待所として使われた。正殿は首里城で最も中心となる建物、1階では首里王府の政治が行われ、大広間中央に国王が出御した御差床(ウサスカ)がある。2階は国王と家族のプライベート空間、3階は換気の為に使われた。北殿は三司官(大臣)や役人が出仕して詮議が行われた。ちなみに首里城は夜になるとライトアップされるらしい。

首里城 について詳しくはココを参照

玉陵(タマウドゥン)

 玉陵は、第二尚氏王統の初代国王である尚円王の遺骨を改葬するために築かれ、琉球王家の陵墓となった。首里城同様、沖縄戦で大きな被害を受けたが、戦後修復され今日に至っている。墓室は3つに分かれ、中室は洗骨前の遺骸を安置する部屋、東室には洗骨後の王と王妃、西室には家族が葬られた。1972年に重要文化財に指定され、2000年には首里城跡とともに世界遺産に登録された。

金城町石畳道

 首里城から南西へ続く琉球石灰岩の石畳は、第二尚氏王統の第三代尚真王の時、首里城から南部への主要道路として整備された。現在は沖縄戦の戦火をのがれた約300メートルが残っており、日本の道百選にも選ばれている。道沿いには赤瓦屋根の民家が立ち並び、当時の面影が偲ばれる。NHKの朝ドラ「ちゅらさん」のロケで使われたことでメジャーな観光スポットになった。那覇の古波蔵家もこの道沿いにあるので、ドラマを見ていた人はすぐに分ると思う。

首里城正殿 金城町石畳道
首里城正殿 金城町石畳道

ショッピング

琉球ガラス村

 那覇市内から車で約30分、南部にある琉球ガラス村では、琉球ガラスの工場見学ができる。職人さんがガラスを吹く様子をじーっと見ていたら、かまどの中も覗かせてくれた。中には琉球ガラスの花瓶がたくさん並んでいた。工場横の美術館では名工たちの作品を展示している。またガラス製品を販売する大きなショップが併設されていて、値段もお手ごろ。コースターやコップなど数点を購入し、「ゆうパック」で送ってもらった。吹きガラス教室もやっているらしいので、興味がある方は是非体験してみよう。

琉球ガラス村 について詳しくはココを参照

琉球ガラス村 琉球ガラス村のガラス工房では、職人さん達の吹きガラスの技を間近で見学できる。窯の中の温度はおよそ620℃、近づくだけでとっても熱い。
ガラス工房

食事

うちなー居酒屋じんじん

 国際通り、那覇OPAの向い側の地下にあるお店。事前情報なしでぷらっと入ってみた。注文を迷っていると、店のおばちゃんが「ラフテーいっときますか、ソーキーいっときますか」と次々たたみ掛けてくる。生返事をしているうちに食べきれない量の沖縄料理がテーブルに並んだ。ゆし豆腐に始まり、ソーミンチャンプル、ゴーヤーチャンプル、ラフテー、うみぶどう、ソーキーでフィニシュ。東京の沖縄料理屋と違って、1皿の盛りがデカイ、おばちゃんもう勘弁して下さい。でも味は絶品でした。ちなみに「じんじん」とは沖縄の方言で「ホタル」のことらしい。

あむりえ蔵部

 じんじん帰りの重たい胃袋を抱え、夜の国際通りをぶらついて発見した泡盛ショットバー。ハンサムなバーテンダーに泡盛ベースのさっぱり系カクテルを注文する。出てきたのがシークァーサーのジュースで割った泡盛カクテル。これが本当すっきりしてて旨いのよ。2杯目はお店のおすすめカクテルを注文すると「もろもろみ」という変なネーミングのカクテルを薦められた。泡盛とカシスに、もろみ酢をフレイバーにしたカクテル。これがまた旨いっす。

 仕上げは泡盛ブラッディマリー、つまりウォッカの代わりに泡盛を使ったってこと。タバスコがきいて旨辛だ。つまみの島ラッキョウも泡盛にベストマッチ。ちなみに店名の「あむりえ」とは、泡盛の「ソムリエ」のこと。

※あむりえ蔵部は2006年4月に閉店しました。

ぶくぶく茶屋 琉球珈琲館

 沖縄には「ぶくぶく茶」というお茶があるけれど、「ぶくぶく珈琲」まであるとは恐れ入りました。狭い階段を2階に上がり店内に入ると、これがまた中も狭い。とにかくよく分らないので、ぶくぶくアイス珈琲とぶくぶくホット珈琲を注文、出てきたのは見た目カプチーノ。味はマイルド&クリーミー、とっても美味しい珈琲。どうやらこの珈琲は、煎り大豆と焼き米などをブレンドして泡立てているらしい。まさに泡から生まれた沖縄ぶくぶく文化なのだ。お土産に珈琲豆1袋いっときました。

琉球珈琲館 について詳しくはココを参照

居酒屋じんじん あむりえ蔵部
居酒屋じんじん あむりえ蔵部
琉球珈琲館 ↑都会的センスと沖縄らしさをミックスしたショットバー。泡盛のショットは200円からとリーズナブルプライス。海底貯蔵した珍しい泡盛なども並んでいた。

←ユニークな名前に惹かれて入った喫茶店。その名の通り、ぶくぶく泡立った珈琲で、見た目はカプチーノと言ったところ。国際通りの買い物で疲れたら、ちょっと寄ってみるといいかも。1杯500円だった。
ぶくぶく茶屋 琉球珈琲館

帰途

 那覇周辺の散策も夕方ごろ終了、タクシーにて那覇空港へと向った。チェックインを済ませ、土産物などを物色しているうちに搭乗開始となった。ピークシーズンなので座席は満席状態、ブランケットが足りなくて、隣の人は羽田までずーっとクシャミをしっぱなし。機内サービスでは温かいスープに人気が集中、子供が多いシーズンはブランケットも余分に用意するとかすればいいのに。とにかく飛行機は、夜10時半ごろ羽田に帰着した。

那覇空港 知ってる人も多いと思うけど、那覇空港にはDFSがある。品数は多くないが、洋酒、香水、時計やアクセサリー、バッグなどを扱っていた。

※2004年12月15日、那覇新都心にもDFSがオープンした。
DFS(那覇空港)

後記

 マリンサービス・とかしくのスタッフのみなさん、お世話になりました。ハードスケジュールで体を壊さないようにして下さい。あむりえ蔵部のバーテンさん、美味しい泡盛カクテルをありがとう。居酒屋じんじんのおばさん、ほんとに勘弁して下さい。そんなに食えないって。とにかく今回は渡嘉敷島に行けたし、ダイビングも出来たし、大満足の旅だった。

 o(*^▽^*)o みなさん、お世話になりました!



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