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パラオ(ベラウ)
1998年3月

パラオ



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基礎情報

 ダイバーの聖地として名高いパラオは、200余りの島々で構成され、ミクロネシアの最も西に位置するカロリン諸島に属している。最後の国連信託統治領だったが、1994年に独立、アメリカと自由連合協定を結んだ。パラオ全域は熱帯性海洋気候に属し、年平均気温は約27℃。季節は雨季と乾季に分けられ、台風はほとんど来ない。

 正式国名はパラオ共和国(Republic of Palau)、現地ではベラウと呼んでいる。パラオ国旗の青は太平洋を、黄色は満月を表し、平和への願いが込められている。首都はコロール、人口約2万人、通貨単位は米ドル(USD)。パスポートの残存期間は入国時6ヶ月以上で、30日以内の滞在はビザ不要。電圧は110/220V、周波数は60Hz。

※2006年10月、パラオの首都はコロールからバベルダオブ島マルキョク州に移転した。

パラオの地図はココを参照


出発

コンチネンタル・ミクロネシア航空

 コンチネンタル・ミクロネシア航空の午前便にて成田を発ち、先ずはグアム国際空港(アントニオ B. ウォンパット)へ。フライト時間は約3時間半、成田からの直行便はないので、ここで「パラオ行き」の便に乗り換える。搭乗待ち時間は約4時間(すごく暇)、ようやく搭乗時間となりパラオに向けて出発、フライト時間は約2時間、コロール国際空港には午後8時頃に到着した。

※時期によりJALチャーターによるパラオ直行便が就航している

 入国審査を済ませ空港の外に出ると、現地のツアースタッフが待機していた。「少し待ってて下さい」と言われ、スタッフに荷物を預けてしばらく待つ。いざ出発の時にバスに乗り込むと、オレ達の荷物がない。探してみると隣のバスに積み込まれていた。今度から荷物の確認は自分でしようと思った。すったもんだの末にようやく出発、途中 日航ホテルを経由して目的地のホテルには約1時間で到着。着いた時にはもうクタクタ、グアムでの4時間待ちが効いた。

 ちなみに、空港からコロール島へ渡る橋(KBブリッジ)が2年前(1996年)に崩落してしまい、この時も壊れた橋の横に仮の浮き橋が渡してあり、その浮き橋でコロール島へ渡った。ドライバーがやけに慎重に橋を渡るのでおかしいとは思ったが、そんな悲しい事情があったのだ。

※2002年1月、日本の政府開発援助(ODA)により鹿島建設が橋を再建した。
KBブリッジ について詳しくはココを参照


宿泊

パラオ・パシフィック・リゾート

 パラオを代表するこのホテルはコロール島とは橋で陸続きのアラカベサン島にあり、通称は「PPR」。レストラン、バー、テニスコート、プール、ジャグジー、フォトショップ、ギフトショップなどが完備され、なかなかゴージャスなリゾートだ。日本人のスタッフは見かけなかったが1人いるらしいので、本当に困ったら探し出そう。

 客室はヴィラと呼ばれる2階建て長屋式コテージで、エアコン、テレビ、冷蔵庫有り、バスルームはユニット式でアメニティも充実している。室内のインテリアは藤家具で統一されていた。バルコニーで庭を眺めながら、ぼんやりと時間を過ごすのもいい。スタンダード・クラスの部屋はオーシャン・ビューとガーデン・ビューの2タイプ。スイートとジュニア・スイートはいずれもオーシャン・ビュー。

 ビーチの砂は美しいホワイトサンド、水はとてもクリア、サンゴには魚がたくさんいるのでスノーケリングには最適。いろいろなマリン・アクティビティが用意されている。敷地内に海水を引入れたフィッシュポンドがあり、チョウチョウウオやエイなどが飼われていた。エイの餌付けを観ることもできる。

パラオ・パシフィック・リゾート について詳しくはココを参照

パラオ・パシフィック・リゾート パラオ・パシフィック・リゾート
パラオ・パシフィック・リゾート ゲストルーム
パラオ・パシフィック・リゾート パラオ・パシフィック・リゾート
スイミング・プール ビーチサイド
パラオ・パシフィック・リゾート ↑ビーチサイドのハンモックは、絶好のお昼寝ポイント。静かに本を読むのもいいいかも。

←ビーチの砂は美しいホワイトサンド、水はとてもクリア。誰もいないビーチで思いっきりスノーケリングを楽しんだ。
ビーチ

食事

ココナッツ・テラス・レストラン

 パラオ・パシフィック・リゾート内にあるレストランで、店内からは美しいビーチが見渡せる。朝食はビュッフェ・スタイル、ランチはアラカルト・メニューで、魚料理がとても美味しかった。ディナー・ビュッフェは日替わりメニューで、ミクロネシア・ナイトやアジアン・ナイトなど毎日違った地域の料理が楽しめる。催されるショーも日替わりだ。

メセキュウ・ウォーターホール・バー

 パラオ・パシフィック・リゾートのプールサイドにあるバーで、絶好のサンセット・ポイント。夕食後はここでビールやトロピカル・カクテルを飲んだ。バーテンの反応がイマイチよくないが、向いのレストラン前で催されているポリネシアンダンス・ショーがばっちり観られる。

ロック・アイランド・カフェ

 コロールにあるアメリカンな雰囲気のレストランで、街を散策中にここでランチを食べた。注文したのはチリバーガーと刺身。バーガーはとにかくデカい。食べていると横から具がドンドンはみ出てくる。刺身の方は、変わった盛り付けで運ばれてきた。敷き詰められたキャベツの千切りの上に刺身がのせてあり、端にレモンが添えてられている。刺身にレモン?どうやって食べようか考えた末、とりあえずレモンを刺身の上に絞って、キャベツの千切りと一緒に醤油をつけて食べてみた。これが意外と旨い、是非試してみよう。


ダイビング

アクア・マジック

 パラオの雄大な海を案内してくれたダイビング・サービスは、マラカル島にショップを構えるアクア・マジック。ダイビング雑誌でよく見かけるスタッフがたくさんいる。ダイビングに行く朝は、パラオ・パシフィック・リゾートの桟橋までボートで迎えに来てくれる。アウターリーフのダイブ・ポイントまでは約1時間、途中の景色は最高にきれいだ。

アクア・マジック について詳しくはココを参照

ブルーコーナー

 パラオでの記念すべき初ダイブは【ジャーマンチャネル】、潜行してしばらく進むと、すぐ横をマンタが通過、いきなり大物に出くわして感激。クリーニングステーションに到着後、着底してマンタを待ったが、残念ながら現れなかった。

2本目はお待ちかねの【ブルーコーナー】、エントリーして壁沿いに流れて行き、リーフの先端で着底。しばらくするとナポレオンフィッシュが遊びに来てくれた。愛嬌たっぷりでダイバーにも慣れている。ギンガメアジやマダラタルミ、ブラックフィン・バラクーダなどの大群が次々と現れ終始圧倒された。

ブルーホール

 リーフにぽっかりと開いた穴からエントリーするポイント【ブルーホール】、大きな煙突のようなホールをゆっくり潜行する。上を見上げるとエントリーした穴から射しこむ光がとても神秘的だ。【タートルコーブ】もリーフの穴からエントリーし、水深15メートル付近の横穴から外に出る。前方はいきなりドロップオフで、まるで初めて巣立つ鷲のような気分だ。残念ながらタートル(カメ)には会えなかった。

 【マリンレイク】では1時間ほどバディダイビングを楽しんだ。水深は10メートル前後でサンゴがとてもきれい。カニハゼやカエルウオなどのマクロ生物がたくさんいるので、フィッシュウォッチングがたっぷり堪能できる。とにかくパラオの海は凄い、驚きの連続の日々はあっという間に過ぎた。

【カメラ/写ルンです+潜ルンです】

ジャーマンチャネル マンタ
ジャーマンチャネル マンタ
ブラックフィン・バラクーダ オレンジフィン・アネモネフィッシュ
ブラックフィン・バラクーダ オレンジフィン・アネモネフィッシュ

観光

ロック・アイランド

 コロール島の南西約50キロに渡って、たくさんの小さな島が点在する場所がある。それがパラオ最高の宝物、ロック・アイランドだ。ダイブ・ポイントへの行き帰りに、その美しい景観を楽しむことができる。中にはマッシュルーム型やクジラ型の島もあり、エメラルドグリーンの海に浮かぶオブジェのよう、まさに大自然が創り出した芸術作品だ。ダイビングの帰り道に立ち寄った島には、「ナチュラル・アーチ」と呼ばれる波の浸食で削られた自然のトンネルがあった。アクア・マジックのガイド達が島の崖に登り、海に向かってダイブ、一同拍手喝采だった。

パラオ・ナショナル・ミュージアム

 来てみたらすでに閉まっていた(夕方4時で閉館)。中庭にアバイという建物があったので、とりあえずそれだけ見学した。アバイは釘を一切使わずに、天然素材のみを使って組み立てた合掌造りの建物。昔は集会場や迎賓館の役目を果していた。建物の外壁には魚や動物、カヌー、絵文字などが描かれている。中は縦長の構造で、両側に村人が並んで座り集会をした様子が想像できた。

パラオ最高裁判所

 コロールの街をブラブラとしていて、ふと目を惹く建物があった。正面入口には「PALAU SUPREME COURT」と書いてある。と言うことは裁判所 ? 意外な場所にあるもんだなと、チョット驚いた。日本に帰ってから調べたら、ここには日本がミクロネシアを統治していた時代に、ミクロネシア日本領全体を統治するために設置された南洋庁があったそうだ。今もパラオでは日本統治時代の影響を見ることができる。パラオ語の約20%は日本語が語源であり、多くの人が名前に日本名を持つそうだ。パラオと日本は思っていた以上に繋がりがある。そう言えば国旗も似てる。

ロック・アイランド アバイ
ロック・アイランド(ダイビング・パーミット) アバイ

ショッピング

WCTC

 コロールにある大きなショッピングセンター。食料品、日用品、衣料品、民芸品などがあり、品揃えも豊富。マカボニーの板にパラオの伝説や風習を彫ったストーリー・ボードが壁一面に並べてあった。値段は大きさにもよるが、100ドル前後で意外と値が張る。祖父への土産には、木彫りの神様を買った。グアム国際空港で搭乗待ちの時に(冷房の効き過ぎで)寒かった人は、ここで長袖シャツやソックスなどを買っておこう。

パラオ・ショップ

 この店は、腕輪、指輪、イヤリング、ネックレスなどのアクセサリー類から、Tシャツ、ドレス、水着など、土産物が豊富に揃う。マンタのかわいい置物もあった。女性には特にお勧め、場所は郵便局の向かい側。ちなみにコロールのメイン・ストリートは、車の往来が結構多いわりに信号機があまりないので、道路の反対側に渡るのも一苦労だ。

DFS

 ハワイやミクロネシアにたくさんの店舗を持つDFS。パラオ・パシフィック・リゾート内にも小さなショップを構えていて、香水、Tシャツ、キーホルダー、チョコレート、民芸品などが買えるが、品揃えは期待できない。民芸品や特産品以外の免税品ならグアム国際空港で買った方がいいかも。

※1998年にオープンしたパレイシア・ホテルの1Fとパラオ空港の出発ロビーにもDFSがある。


帰途

 夜7時頃にホテルを発ち(チェックアウトは午後3時)、車でコロール国際空港へ向かう。出国税20ドルを支払い出国審査を受けた後、コンチネンタル・ミクロネシア航空の夜便にて、先ずはグアム国際空港へ。グアムに着いたのは真夜中の1時頃、出発ロビーで待つこと約4時間(本当に暇)、早朝便にてグアムを発ち、成田空港には朝9時頃に帰着。


後記

 ビギナーダイバーのオレ達でも、憧れのブルーコーナーに行くことができた。アクア・マジックのガイドの皆さん、本当にありがとうございました。ダイビングが上達したら、またパラオに行きたい。今度はダイブ・ポイントに近いカープ島に滞在するのもいいかな。正に地上の楽園パラオ、帰国後にちゃんとしたカメラを持って行かなかったことを激しく後悔、必ずリベンジしてやるもんね。(ちなみにこの頃までの旅行は毎回「使い捨てカメラ」でした。)

 o(*^▽^*)o みなさん、お世話になりました!



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