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フィリピン
セブ島 モアルボアル
2006年3月

フィリピン



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基礎情報

 モアルボアルは、セブ島の西岸に位置し、セブシティから車で3時間ほどのところにある小さなリゾートエリア。モアルボアルの沖合いには、セブエリア屈指のダイビングスポットのペスカドール島があり、ヨーロッパや日本からたくさんのダイバーが訪れる。パナグサマ・ビーチ沿いには、ダイビングサービス、ゲストハウス、レストランなどが建ち並び、夜はなかなかの賑わいだ。

 フィリピンの正式国名はフィリピン共和国(Republic of the Philippines)。国旗には純潔を表す白、勇気を表す赤、高邁な政治目的を表す青、自由を表す太陽、主要な3島を表す星が描かれている。首都はルソン島のマニラ、人口約8,300万人、通貨単位はフィリピン・ペソ(PHP)。パスポートの残存期間は入国時6ヶ月+滞在日数以上で、21日以内の滞在はビザ不要。電圧は120/220/230/240V、周波数は60Hz。

モアルボアルの地図はココを参照


出発

フィリピン航空

 フィリピン航空の午後便にて成田を発ち、先ずはセブ島へ。機内食は「牛肉のソテー」or「ホタテと海老のクリーム タリアテッレ」+「ソーメン」(微妙)。デザートは「鯛焼き風饅頭」。セブ・マクタン国際空港には午後7時頃到着、フライト時間は約5時間、到着後、空港出口付近の両替所で円をペソに両替した。

 荷物を引いて空港を出ると現地ダイビングサービスのスタッフが出迎えてくれた。送迎のワゴン車に乗り込み、一路モアルボアルを目指して出発、夜のセブシティを抜け、薄暗い林道を走ること約3時間でリゾートに到着。車から降りると、2頭のラブラドールレトリバーが出迎えてくれた。

セブ・マクタン国際空港の両替所 空港の税関を出てすぐ右側にズラリと並ぶ両替所。日本ではフィリピン・ペソへの両替はできないので、空港に着いたら先ずは両替。
セブ・マクタン国際空港の両替所

宿泊

クラブ・セリーナ・リゾート

 クラブ・セリーナ・リゾートは、このエリアの中心地パナグサマ・ビーチから少し離れたところにある、隠れ家的なリゾート。なんとフィリピン大統領アロヨさんも来たことがあるんだって。スタッフはいつも明るい笑顔で優しく接してくれるので、気持ちのいいリゾートタイムを過ごせる。部屋数が7つしかないのでとにかく静か、スイミングプールもリッチな貸切感覚だ。リゾートの目の前にはホワイトサンドが目に眩しいプライベートビーチ、左に視線を移すとコバルトブルーの海に浮かぶペスカドール島が見える。

 客室のタイプは、ラージャルーム、コテージ(2室)、ツリーハウス(2室)、カッシータ(2室)、ビーチフロントハウス(スイート)の5種類。利用したのはカッシータの2階の部屋、ちなみに「カッシータ」はスペイン語で「小さな家」のこと。ベッドはシングルタイプを2つくっ付けたビッグサイズ、リビングにはシエスタ用ベッドが1つ、テレビ、電話、冷蔵庫、エアコン付き。バスルームはシャワーのみでバスタブはない。アメニティ類はしっかりと揃っていた。

クラブ・セリーナ・リゾート について詳しくはココを参照

クラブ・セリーナ・リゾート クラブ・セリーナ・リゾート
クラブ・セリーナ・リゾート
【カッシータ】
ゲストルーム
【カッシータ】
クラブ・セリーナ・リゾート クラブ・セリーナ・リゾート
スイミング・プール ビーチサイド
クラブ・セリーナ・リゾート クラブ・セリーナ・リゾート
ビーチ バンカーボート
ダイブポイントへはこのボートで

食事

リゾートのレストラン

 リゾートのレストランは、中央に円形の大きなバーカウンターがあり、その周りを取り囲むようにテーブル席が配置されている。アウトサイドのテーブルで食事することもできるし、満天の星の下、ビーチでのディナーもOK。料理はフィリピン料理が中心、フィリピン人は辛い料理があまり好きじゃないそうで、ここの料理の味付けもスパイシーなものはなかった。素材は新鮮な魚や海老などのシーフード、牛や鳥などの肉類、地元で採れた野菜類、調理方は焼いたり炒めたりすることが多い。

 メニューはフルコースのプライベートビュッフェ、大きな皿に盛られた料理がテーブルにいくつも運ばれてくるので、各自好きな量だけ取り分けて食べる。フルーツは採れたてのフレッシュマンゴー、濃厚な甘さはジュースやシェイクにするとよりいっそう引き立つ。フィリピン・オリジナルのデザート、ハロハロはカラフルなアイスクリームがいくつもトッピングされ、目でも楽しめる。ビールはフィリピンの地ビール、サンミゲルで決まり。

リゾートのレストラン リゾートのレストラン
リゾートのレストラン ディナー
マンゴージュース ハロハロ
マンゴー(左)とカラマンシー(右)ジュース ハロハロ

ダイビング

パラダイス・ゴビーズ・ダイバーズ

 モアルボアルの海を案内してくれたのは、マクタンにショップを構えるパラダイス・ゴビーズ・ダイバーズ。マクタンからスタッフ2名がリゾートに滞在して、ダイビングはもちろん、リゾート内のことをいろいろとサポートしてくれた。ボートマンは2人のフィリピン人、控えめでシャイな笑顔だ。ダイビングにはリゾート前のビーチからバンカーボートに乗ってポイントまで行く。午前2本、リゾートに戻ってランチの後、午後に1本の1日3本というスケジュール。フィリピン名物、お姫様ダイビングはここモアルボアルでも健在だ。

パラダイス・ゴビーズ・ダイバーズ について詳しくはココを参照

パラダイス・ゴビーズ・ダイバーズのガイドさん モアルボアルの海を案内してくれたパラダイス・ゴビーズ・ダイバーズのガイドさん。この2人のおかげで、モアルボアルの滞在がとっても楽しくすごせたよ。ビクトルさんからはビサヤ語も教えてもらった。

アヤさん、ビクトルさん、
「ダグハン・サラマット」 (^人^)
ビクトルさん   アヤさん

ペスカドール島

 ダイビング初日の1、2本目は【ペスカドール島】へ。ペスカドール島はセブ島屈指のダイブポイントで、リゾートからバンカーボートで約30分。島の周囲はドロップオフで、時には強く流れることもある。浅場には珊瑚の花畑が広がり、ハナビラクマノミやカクレクマノミがたくさん。エダサンゴにはデバスズメダイ、ソラスズメダイ、メラネシアン・アンティアスなどの群れ。また、パープルビューティーは他のエリアではちょっと見られないほどのすごい数だ。

 中層の壁には色鮮やかなウミウチワやイソバナがとてもよく成長している。地形もダイナミックで、【カテドラルケーブ】と呼ばれるポイントは、大きな横穴や縦穴がいくつもあり、差し込む太陽の光が神秘的、まさに大聖堂!最終日に来た時は流れが速かったので、ゆっくり堪能する時間がなかったのがチョット残念。でも珊瑚の上で擬態している「オオモンイザリウ」が見れたからいいか。

オーシャングローブ

 初日、3本目はパナグサマビーチ沖の【オーシャングローブ】、ダイビングショップの名前をとってこう呼ばれているようだ。ダイブしてぼんやりとリーフの下の方を眺めていたらウミガメを発見。そーっと近づいてじーっと見ていたら目線があったよ。薄茶色でモコモコしたサンゴの中には、網目模様にツノがあるハギの仲間(アミメハギ?)がいた。擬態と言うか保護色なのかな? サンゴに紛れて上手に隠れている。

エアポート

 2日目、最初のポイントは【エアポート】、人工の漁礁として、水深20メートルの海底にセスナが沈めてある。ドロップオフがはじまる手前の棚の上が一面砂地のリラックスポイント、手前のリーフには広範囲にエダサンゴが群棲している。海底の砂地に目を凝らすと、ガーデンイールがにょろにょろと顔を出していた。最後にセスナのコックピット部分に入って記念写真を撮った。

カサイ

 2日目、2本目のポイントは【カサイ】、中層を流していて前方に奇妙な集団を発見!近づいてよーく見たら、体を縦にして漂うヘコアユの群れ、ほんとにおかしなヤツらだ。ヘコアユは泳ぐときは普通の魚と同じように横になるんだって。ヘコアユ騒動?も一段落、ガイドさんが指さす方を見ると、こんどはナメクジみたいなオレンジ色の生物! ヒラムシって言うらしいけど「虫」なの??? 浅瀬のエダサンゴにはミスジリュウキュウスズメダイのコロニーがあった。

ドルフィンハウス

 2日目、3本目のポイントは【ドルフィンハウス】、リーフの上の砂地ではハナビラクマノミ、カクレクマノミなどがたくさん見られ、ドロップオフではパープルビューティーが乱舞、下からはハナタカサゴの群れが上がってくる。ウォールの窪みではハタタテハゼを見つけた。沖縄辺りでは珍しくなけど、フィリピンではあまり見ないらしい。頭に青い天使の輪を持つローランドダムゼルも見ることができた。輪がはっきりしていたのでまだ大人じゃないのかも。

【カメラ/OLIMPUS CAMEDIA C-2 Zoom】

パープルビューティー ソラスズメダイ
イエローストライプドフェアリーバスレット
(パープルビューティー)
ソラスズメダイ
カクレクマノミ ハナビラクマノミ
カクレクマノミ ハナビラクマノミ

トンゴ

 3日目は小雨模様の中のダイビング、最初のポイントは【トンゴ】。ドロップオフではまたもパープルビューティーの群れがお出迎え、更にハナタカサゴ、ヘコアユと続く。リーフエッジのエダサンゴを下から見上げてネッタイスズメダイの群れを観察、熱帯魚屋の水槽みたいだ。エキジットしたら、ボートの周りは地元漁師の小型ボートの集団!! 釣られなくてよかったぁ。

ビサヤ

 3日目の2本目、雨も上がり気分も上がる、ポイントは【ビサヤ】。中層ではまたまたカメに遭遇、モアルボアルにはカメがたくさんいるようだ。今回のカメは食事中、じゃましてごめんね。エダサンゴの奥には、ブルーのアイシャドウが奇麗なヒラテンジクダイが見え隠れ。砂地では奇妙は光景に遭遇! なんとヒメオニオコゼが自分の口より大きな魚をくわえて、吐き出すことも飲み込むこともできずに四苦八苦。なにやってんだよこのバカチンが !

ホワイトビーチ

 3日目の3本目、天気は完全に回復してピーカン、ポイントは【ホワイトビーチ】。なだらかな砂地のスロープの先はドロップオフ、名前のとおり真っ白な砂地は太陽の光が差して、とても明るい。ジュディーオングばりに優雅に羽を広げて泳ぐのはネッタイミノカサゴ、迫力あるなぁ。ニョロっと視界を横切ったのは、シマヘビのようなオイランヨウジ。浅瀬一面のエダサンゴには、メラネシアンアンティアスのハーレム、この果報者(羨)。

ホワイトハウス

 4日目、最初のポイントは再び【ペスカドール島】へ。流れが速かったので島一周しちゃいました。海が少々時化てきたのでパナグサマ周辺に戻り、2本目のポイントは【ホワイトハウス】。ガイドさんが指差すところにはクレナイニセスズメ。焦ってシャッター切ったらピンボケ(悔)。オレンジと白のストライプが奇麗なシライトウミウシも見ることができた。上がってからボートマンに「ホワイトハウスはどこ?」と陸の方を指差すと、「今はもう無い」だって、ホントかよ。

 4日目の3本目、モアルボアル最後のポイントは再び【ドルフィンハウス】。最後の最後に真打登場! と言うことで遂に出ましたニチリンダテハゼ。良かったぁ お前に遭えて、フィリピンに戻ってきた甲斐があったよ。前の方でガイドさんがゴソゴソやってるので行ってみると、手の上になにやら毛の生えた長い手をもつ甲殻類がチョコン。オラウータンクラブという名前らしいけど、ナイスネーミング。と言うわけで、あっという間に予定のダイビングが終了。フィリピンのダイビングは楽でいいねぇ、これに慣れたらもう止められない。

【カメラ/OLIMPUS CAMEDIA C-2 Zoom】

ネッタイスズメダイ メラネシアンアンティアス
ネッタイスズメダイ レッドチークドフェアリーバスレット
(メラネシアンアンティアス)
ネッタイスズメダイ メラネシアンアンティアス
イソバナ ホヤの仲間

リラックス

オイルマッサージ

 ダイビング、食事、そしてリゾートのもう1つの楽しみが、ビーチサイドでのオイルマッサージ。シエスタベッドの横にマッサージ用のベッドを出して、波の音を聞きながらリラックス。と思っていたら、かなりきつーーーい指圧マッサージが始まった。全身くまなくたっぷり1時間かけて揉みほぐしてもらい、終わる頃には痛さにもなれてくる。次の日の朝起きて、体がすっきりとして軽く感じたのには少し驚いた。疲れていてはダイビングも楽しめないからね。

オイルマッサージ ダイビング、食事、そしてリゾートのもう1つの楽しみが、ビーチサイドでのオイルマッサージ。リクエスト次第でマッサーを自分の部屋に呼ぶこともできる。
シエスタベッド

観光

パナグサマ・ビーチ

 パナグサマ・ビーチ沿いの通りには、ゲストハウス、ダイビングサービス、レストラン、バー、土産物屋などが軒を連ねている。元々は小さい漁村だったが、ペスカドール島がダイビング・ポイントとして知られるようになり、先ずはヨーロピアンが注目し、続いて日本からもダイバーが訪れるようになり、今のようなダイバー・タウンになった。と言ってもまだまだ小さな漁村であることに変わりない。土産物屋ではTシャツが100ペソ程度で売られている。貝のアクセサリーや小物類などもお土産にはちょうどいい。クラブ・セリーナからは車で30分ほど。

パナグサマ・ビーチ通り Tシャツ屋さん
パナグサマ・ビーチ通り Tシャツ屋さん

ショッピング

セブ・マクタン国際空港

 空港にはゲートの中と外にそれぞれ土産物屋がある。チェックインをした後でもゲートの外に出ることができるので、身軽になってからゆっくり買い物だ。フィリピンの定番土産はドライマンゴー、とっても美味しい。ゲートの中には小さな免税店があるので、ブランドバッグやコスメも多少買うことができるが、品数は少ない。

セブ・マクタン国際空港 セブ・マクタン国際空港
ドライマンゴー
【セブ・マクタン国際空港】
土産物屋
【セブ・マクタン国際空港】

帰途

 早朝4時にクラブ・セリーナ・リゾートをチェックアウト。眠い目をこすりながら送迎のワゴン車に乗り込み、一路セブ・マクタン国際空港へ。朝日が昇り始めたころ空港に到着。チェックインを済ませてから、ゲートの外にでてお土産を物色。買い物も一通り終わり、再びゲートを通って、空港使用税550ペソを払い、出国手続きを終えた後、免税店でお土産を数点買い、カフェで朝食を取った。程なく搭乗時間となりフィリピン航空の午前便にてセブを発ち、成田空港には昼1時頃に帰着した。


後記

 パラダイス・ゴビーズ・ダイバーズのアヤさん、ビクトルさん、お世話になりました。ダイビングだけじゃなく、リゾートではいろいろとサポートしてくれて本当にありがとう。クラブ・セリーナ・リゾートは、のんびりとダイビングを楽しみたい人にはおすすめのリゾート。食事も美味いし、スタッフはみんな親切に接してくれた。フィリピンは今回で3度目だけど、更にフィリピンが好きになったよ。

 o(*^▽^*)o みなさん、お世話になりました!



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