基礎情報
セブ島の最南端に位置するリロアンは、セブシティから車で3時間ほどのところにあるごく普通の田舎町。特に観光する所もない静かな漁村だが、そのハウスリーフは多くのマクロ派ダイバーを虜にする。リロアンからはフィリピンを代表するダイビングスポットのスミロン島、アポ島、シキホール島へのアクセスがよいので、ダイビングの拠点としてリロアンに滞在するダイバーは多い。また、お隣ネグロス島のドゥマゲッティとはダイビングエリアがほぼ重なっている。
フィリピンの正式国名はフィリピン共和国(Republic of the Philippines)。国旗には純潔を表す白、勇気を表す赤、高邁な政治目的を表す青、自由を表す太陽、主要な3島を表す星が描かれている。首都はルソン島のマニラ、人口約8,300万人、通貨単位はフィリピン・ペソ(PHP)。パスポートの残存期間は入国時6ヶ月+滞在日数以上で、21日以内の滞在はビザ不要。電圧は120/220/230/240V、周波数は60Hz。
出発
フィリピン航空
フィリピン航空の午後便にて成田を発ち、先ずはセブ島へ。機内食は「牛肉のソテー」+「ソーメン」。デザートは何故か広島銘菓「もみじ饅頭」。成田を飛び立ってから約5時間、セブ・マクタン国際空港には午後7時頃到着。入国審査の後、空港施設内の両替所で円をペソに両替した。
荷物を引いて空港を出ると、現地のツアースタッフが出迎えてくれた。送迎のワゴン車に乗り込み、一路リロアンを目指して出発、夜のセブシティを通り抜け、車中で爆睡すること約3時間、目覚めと同時に滞在予定の宿に到着。チェックインしてレストランに直行、夜食をとりながらここでのダイビングに関する説明を受けた後、部屋に案内された。
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到着した観光客でごった返すセブ・マクタン空港。少し猥雑なこの雰囲気が「セブに帰ってきた」と実感できる瞬間だ。この時期は卒業旅行でセブ島を訪れる日本人観光客も多い。 |
| セブ・マクタン国際空港 | |
宿泊
マリンビレッジ・ダイブハウス
セブ島南端の素朴な漁村リロアンにあるマリンビレッジ・ダイブハウスは、ダイバーのために作られたリゾート。決して豪華なリゾートではないが、ダイビングに必要なものは全てリゾートに完備され、スタッフのサービスもGood。全くストレスを感じることなく、快適なリゾートダイビングを満喫できる。レストランは海の上に建てられ、心地よい風が吹き抜ける水上レストラン。
客室のタイプは、デラックス、セミデラックス、エコノミー(トイレ・シャワー共同)の3種類。今回利用した部屋はデラックス・タイプ。シングルサイズのベッドが2つ、冷蔵庫、エアコン付き、テレビはない。バスルームはわりと広めで、バスタブはないが温水シャワーが使える。石鹸、シャンプーなどのアメニティ類も揃っていた。
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| マリンビレッジ・ダイブハウス まさにダイバーのためのリゾート |
ゲストルーム 【デラックス】 |
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| テラス 日差しが強いので日焼け注意 |
レストランからの眺め きれいな海が一望できる |
食事
水上レストラン
ハウスリーフの上に建てられた水上レストランは、マリンビレッジの自慢の一つ。食事は全てビュッフェスタイル、滞在客のほとんどが日本人なので、食事は日本人の口に合うようにアレンジしてある。アメリカンブレックファースト、家庭の味カレーライス、フィリピン産車海老のBBQなど、なかなかのバラエティーだ。デザートは本場のマンゴー、味はもちろん格別。
午後のダイビングの後は、おやつのサービスがあり、ちょっとしたアフタヌーンティーが楽しめる。また夕方5時から6時の間はハッピーアワー、サンミゲルが半額になる。心地よい潮風に吹かれ、ネグロス島に沈む美しい夕陽を眺めながらのビールは最高だ! コーヒーや紅茶はチャージフリーのセルフサービスになっている。紅茶はやっぱりリプトンティー。
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| 水上レストラン 吹き抜ける風がとても心地いい |
リゾートのスタッフ 眩しい笑顔に心が和むよ |
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| ハナムロのフライ 海で見た魚がそのままディナーに! |
サンセット ハッピーアワーでビールが進むね |
ダイビング
マリンビレッジ・ダイブハウスに滞在するほぼ全てのゲストがダイバー。快適なダイビングライフを過ごすための環境や、スタッフのさりげないサポートがとても良い。ダイビングスタイルは1日2ボートダイブ+ハウスリーフダイブの3本が基本。リクエスト次第で早朝やナイトダイビングもOKだ。カメラ派ダイバーが多いので、1日3本のゲストは少数派かもしれない。(俺は少数派)
ボートダイビングではスミロン島、アポ島、バリカサグ島など、フィリピンを代表するダイビングエリアへも行ってくれる。ランチタイムは島に上陸してゆっくりと過ごす事もできた。それからフィリピン名物、お姫様ダイビングはここリロアンでもやっぱり健在!これだからフィリピンはやめられないね。これからダイビングを始めたい人には、リゾートでのCカード講習がおすすめ。
※リロアン周辺(サンタンダー市)でダイビングをする場合、環境保護のための水域利用料として、1ダイブ100ペソが徴収される。またカメラの持ち込みは1日300ペソが別途必要になる。
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| Cカード講習中 | バンカーボートでスミロン島へGo! |
ガードハウス
ダイビング初日は【スミロン島】へ。リゾートからバンカーボートで約30分、とっても近い。島には緑が豊富で、ホワイトサンドビーチが青空によく映える。最初のポイントは【ガードハウス】、ポイント前に監視小屋があるのでそう呼ばれている。ポイントは白い砂地に珊瑚が群生し、沖に向かってなだらかに傾斜している。見られた魚は、ニシキヤッコ、クラカケチョウチョウウオ、カマスサワラ、ネッタイミノカサゴ、色鮮やかなパープルビューティーやメラネシアンアンティアスの群れなど。かわいいクマドリイザリウオも初めて見ることができた。
※「イザリウオ」という和名は2007年2月から「カエルアンコウ」に変更されたらしい。
2本目も同じく【ガードハウス】、1本目とは反対側に向かってエントリー。見られた魚は、スパインチークアネモネフィッシュ、ロウニンアジ、パープルビューティー、グルクマ、イースタンクラウンアネモネフィッシュなど。ちなみにスパインチークのメスはオスの倍ほども大きく、色がドス黒くてちょっとコワイ。それからイースタンクラウンアネモネフィッシュは、沖縄などでよく見るカクレクマノミとは少し違って、ヒレの黒いフチが広いのが特徴。ディズニー映画のニモは「イースタン」の方がモデルらしい。ここでは「本物のニモ」とも言う。
サンクチュアリ
スミロン島に上陸してゆっくりランチタイムを過ごした後、午後のダイビングは【サンクチュアリ】。地形はガードハウスと概ね同じで、ハマクマノミが群がる大きな「クマノミ城」が有名なポイント。確かにいるいる、一度に20〜30ほどの個体をみることができた。メラネシアンアンティアス、パープルビューティーなどの群れもたくさんいる。フィリピンにはサンクチュアリと呼ばれるポイントが多いが、魚たちの「聖域」という意味なのか、または保護すべき「聖域」という意味なのか?
【カメラ/OLIMPUS CAMEDIA μ DIGITAL 600】
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| スミロン島 | スミロン島 |
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| パープルビューティー | ハマクマノミ (クマノミ城) |
イラクポイント
2日目はリゾート周辺のポイントへ。午前中の2本は【イラクポイント】。カメラを持って入れば、飽きることがないほど被写体の多いワンダフルなポイントだ。見られた魚は、ジョーフィッシュ、ハナヒゲウツボ、イースタンクラウンアネモネ、スパインチークアネモネ、ハナビラクマノミ、ナンヨウミノカサゴ、ハダカオコゼ、ミヤケテグリ、サンカクハゼ、ローランドダムゼルなど。ちなみにイラクとは「イスズミ」のことで、中東のイラクとは関係ないそうだ。
甲殻類では、オラウータンクラブ、ナデシコカクレエビ、イソコンペイトウガニ、イソギンチャクモエビなど。ウミウシは、シライトウミウシ、ゾウゲイロウミウシ、タテヒダイボウミウシ、サビウライロウミウシ、タテヒダイボウミウシなど。最初は甲殻類やウミウシなどさして興味はなかったが、気がつくと夢中でカメラを向けていた。
マヌリバ
2日目、午後のポイントは【マヌリバ】。イラクポイント同様、リゾートから5分もかからない近場のポイント。リーフエッジまではなだらかな砂地に珊瑚が点在し、エッジの下は結構なドロップオフになっている。このポイントでは、ラボックスラス、ジョーフィッシュ、ネオンピグミーゴビー、ヤマブキハゼ、ハナヒゲウツボ、ハナビラクマノミ、セグロリュウキュウウミウシなどが見られた。
3日目、午前中の2本は再び【イラクポイント】へ。見られた魚は、ジョーフィッシュ、リングアイピグミーゴビー、ハシナガチョウチョウウオ、ストライプドヘッドドワーフゴビー、ハナヒゲウツボ、ブラックスポットダムゼル、そして待ってましたニチリンダテハゼ!実はリクエストしてたりして。ウミウシでは、アカフチリュウグウウミウシ、オトヒメウミウシ、ゾウゲイロウミウシ、キイロイボウミウシ、センジュミノウミウシなどが見られた。
この日は午後からドゥマゲッティへ買い物に出かけたので、リロアンでのダイビングはこれにて終了。フィリピンはパープルビューティーとニチリンダテハゼだけじゃなく、ちょっとグロくてきれいなウミウシや、かわいい甲殻類がたくさんいることを今回の旅で発見できた。マリンビレッジにリピーターが多いのも納得のハウスリーフだった。
【カメラ/OLIMPUS CAMEDIA μ DIGITAL 600】
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| スパインチークアネモネフィッシュ | ハナヒゲウツボ |
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| アカフチリュウグウウミウシ | オラウータンクラブ |
リラックス
極楽マッサージサービス
リゾートライフにはマッサージが欠かせない。ここマリンビレッジにも優秀なマッサージスタッフがちゃーんと揃っている。マッサージに使うオイルは何種類かあり、自分の気に入ったものをチョイスできる。マッサージの時間はたっぷり1時間、自前のiPodに携帯スピーカーをつないで、BGMはアントニオ・カルロス・ジョビン。ダイビングで少し疲れた体に極楽マッサージは最高にリラックスできた。
ショッピング
ドゥマゲッティ
リロアンは普通の漁村なので、お土産を買うところがない。。。でも大丈夫、マリンビレッジでは、オプショナルでドゥマゲッティへショッピングに連れて行ってくれる。先ずはバンカーボートで対岸ネグロス島まで行き、待機していたワゴンに乗り込み、ドゥマゲッティ・シティへ。希望者には街の案内などもしてくれる。
ショッピングのメインは、街の中心にある「リー・スーパープラザ」と言うショッピングセンター。食料品、雑貨、衣料品、日用品、コスメ類など、フィリピンの生活雑貨がなんでも揃っている。フィリピン土産の定番、ドライフルーツやパパイヤ石鹸なども安い値段で購入できる。時間があれば街を散策するのも結構楽しい。
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| ドゥマゲッティ・シティ | カソリック教会 |
帰途
早朝3時にマリンビレッジをチェックアウト。出発に際してはリゾートのスタッフがおやつを持たせてくれる。待機していたワゴン車に乗り込み、一路セブ・マクタン国際空港へ。朝日が昇る前に空港に到着。チェックインを済ませてから、空港使用税550ペソを払い、出国手続きを終えた後、免税店でお土産のチョコレートなどを物色。まだ時間があったので、カフェで軽い朝食を取った。程なく搭乗時間となりフィリピン航空の午前便にてセブを発ち、成田空港には昼1時頃に帰着した。
後記
マリンビレッジ・ダイブハウスのヨーコさん、B-BOYさん、RANDYさん、タカさん、お世話になりました。リロアンに来て、ウミウシや甲殻類にも少し興味が出てきました。リロアンの海は、カメラを持ってダイビングするのがとても楽しくなる。フィリピンは今回で4度目、もう立派なフィリピンリピーターだ。
o(*^▽^*)o みなさん、お世話になりました!






















